期間利益の計算方法

さて、純損益を算出するための方法、利益を算出する方法は2つあるといいましたが、その2つ目の、損益法についての説明です。

損益法はとても簡単に理解できます。

損益法

損益法とは、ある一定期間全ての収益から、全ての費用を引いて純損益を求める方法です。

純資産増加の原因である収益から、純資産減少の原因となる費用を差し引いて、収益の余剰分を利益(損失)とします。

財産法の場合は、財産状態を比較することによって純損益を計算しようという考えでした。一方、損益法の場合は、総収益から総費用を差し引くことによって、利益をもとめようとする考え方なんですね。

損益法で計算するために、損益計算書を使用することになりますが、実は、損益計算書の構造そのものが、会計期間の利益を計算するという目的ズバリそのままなんです。

こういった理由で、損益法は特別な説明はありません。ほぼ、損益計算書=損益法、と考えていいと思います。

計算工程がいっしょなんですね。

損益法の計算式

これを計算式で表すと、次のようになります。

総収益総費用純損益

損益計算書の構造で説明した、純損益の計算式とやっぱり同じです。

ありゃページが余ってしまった。どうしよう(汗)