為替手形
続いて為替手形・例題の続きです。
- 【例題】
- 11月1日 九州商店は四国商店から掛で仕入れた商品100,000円の代金分を支払うため、名古屋商店宛、四国商店指図の為替手形100,000円を振り出し、名古屋商店の引き受けを得て四国商店に渡した。なお、九州商店は、名古屋商店に対して500,000円の売掛金がある。このときの各商店の仕訳をしなさい。12月5日 手形の決済期日につき名古屋商店は上記手形代金を当座預金口座を通じて四国商店に支払った。このときの各商店の仕訳をしなさい。
前ページと同様に、振出人・九州商店の仕訳から。
為替手形を決済した時
振出人・九州商店の簿記処理
手形が期日になり、名古屋商店から手形代金を支払われることになりました。このとき振出人・九州商店の簿記処理はどのようにするのかというと、
- 仕訳の必要がありません
この取引は財産がもう動いた後の出来事であって、振出人・九州商店のなかでは、なんにも金銭の増減が起こっていないんですね、ということは簿記上の取引にあたらないんです。
したがって、為替手形を決済した時の振出人の簿記処理は、仕訳をする必要がないということになります。
指図人・四国商店の簿記処理
振出人・九州商店の次は12月5日の指図人・四国商店の簿記処理です。
これは簡単です。なぜかというと約束手形のときとパターンが同じだからです。

ここは問題ないとおもいます。約束手形は2者のあいだで取引をしていましたね。
決済時は振出人・九州商店が抜けて、結果的に指図人・四国商店と名宛人・名古屋商店との2者の間でのやりとりになり、約束手形の時と同じ仕訳をすることになります。
- (借方)
- 当座預金
- 100,000
- (貸方)
- 受取手形
- 100,000
名宛人・名古屋商店の簿記処理
12月5日の名宛人・名古屋商店の場合も同じく、約束手形のときと同じように仕訳をします。
- (借方)
- 支払手形
- 100,000
- (貸方)
- 当座預金
- 100,000
