貸付金と借入金

例題の続きです。

  • 【例題】
  • ①A社は年利率2%、利息は返済時に受け取るという契約で、B社に現金100,000円を3ヵ月間貸し付けた。A社とB社両者の仕訳をしなさい。


    ②  ①の返済日になり、A社は利息とともに現金で受け取った。A社とB社両者の仕訳をしなさい。

利息とともに現金で受け取った、とあるので利息の計算をします。

利息の計算

利息の計算方法は減価償却費でやったあの感じとだいたい同じなので、知っている方は読み飛ばしてください。

利息は次の式で計算します。

  • 1年分の利息
  • 貸付(借入)金額
  • ×
  • 年利率

年利率(ねんりりつ)は1年分の利息の割合という意味です。返してもらう権利・返す義務が1年間発生していると、貸付(借入)金額に年利率をかけた分の利息が発生する仕組みというのが年利率になります。

具体的に式に当てはめると、

1年分の利息 = 100,000 × 2% で、

100,000円を1年間貸しまたは借りをし続けていると、2,000円が利息として発生するということになります。

そして例題では1年間ではなく3ヵ月のあいだ貸し借りをしていたということで、2,000円を12ヵ月で割ったその3ヵ月のあいだということなので、3分の12をかけて

3ヵ月分の利息 = 100,000 × 2% × 3 / 12

500円が3ヵ月分の利息の金額として求まります。

利率の計算は貸付金・借入金の計算だけでなく、有価証券とか簿記では頻出ですので覚えてしまってください。

②A社回収時の処理

  • (借方)
  • 100,500
  • (貸方)
  • 100,000
  • 500

回収したので貸付金勘定を減らし、受け取った利息の分は受取利息勘定科目(収益)で仕訳をします。

②B社返済時の処理

  • (借方)
  • 100,000
  • (貸方)
  • 100,500
  • 500

B社は利息を支払った側です。利息を支払った場合は、支払利息勘定科目(費用)で処理をし、借入金勘定も減少させます。