製造部門費の予定配賦

製造部門費の予定配賦

今までの部門別個別原価計算は実際発生額を各製造指図書に実際配賦していましたが、製造部門費ときに予定配賦があったように、製造部門費も予定配賦することが認められています。

製造部門費の予定配賦の手順は、製造間接費の時と同じく、期首に部門ごとの1年間の製造部門部門費予算を見積もり、基準操業度で割って部門別予定配賦率を求めます。

そして実際配賦の時と同様に部門別配賦表を用いて配賦計算されます。実際発生額が予定配賦額かの違いだけで、計算方法は同じです。

なぜ部門別予定配賦を行うかという理由も同じです、迅速な計算ってやつですね。予定配賦によって迅速な計算ができ、部門別配賦を行うことによって、その部門の管理者の責任が明らかになり、正確な原価計算ができるという長所があります。

①部門別予定配賦率の計算

会計年度の期首に予定配賦率を決めます。

  • 部門別予定配賦額
  • 年間の各製造部門費予算額
  • ÷
  • 基準操業度

製造部門費予算額は、さっき学習した1次集計2次集計を経た金額になります。また、予定配賦率を算定するための計算なので、仕訳は行われません。

②部門別予定配賦額の計算

部門費予定配賦率に各製造指図書の実際配賦基準数値を掛けて、予定配賦額を計算します。

  • 製造部門費予定配賦額
  • 部門別予定配賦率
  • ×
  • 各製品の実際配賦基準値

③実際配賦額の集計

製造部門費の実際発生額を集計します。上でお話した通りです。

④製造部門費配賦差異の処理

製造部門費配賦差異は、予算差異と操業度差異に分析できます。